きっかけ3
「地蔵菩薩」僕が初めて彫った仏像
喫茶店でおじいさんと出会って2年後の話。
様々な事情があり転職した僕は
仏像のことなどすっかり忘れていました。
しかし、心の底には「何か作りたい」という気持ちが眠ったままでした。
今となってはなぜ仏像を習おうと思ったのか覚えていませんが、
とにかく気がついたら仏像の飾ってあった喫茶店の前にいました。
お店に入り
「突然すみません、僕に仏像の彫り方を教えて頂きたいんですが」
いきなり用件を話し出す失礼な僕を怒りもせず、
「んー、いいよ」
とあっさりOKしてくれました。
「今まで色んな生徒を教えてきたけど、こんなに若い生徒は初めてだよ」
と笑いながら話してくれました。
以降、仏像と自分に向き合っていくことになるのです。
おわり
「きっかけ」だなんてタイトルつけちゃって。
ブログを書きながら当時を振り返りましたが、
結局きっかけはわからないままでした。
自分にとって、彫刻をしている時間というのはとても大事なもので、
頭の中のごちゃごちゃしたものがどっかにいって、
ただ目の前の仏像に集中することができるのです。
無心に近い状態でいることは非常に心地よく、
終わった後は頭がすっきりとしています。
仕事が始まるとすぐに悪いイメージに支配されますが。笑
うまくバランスとって生きていきたいものですね。
明日もみんなにとって良い日になりますように。