ただ、にこにこしていたいだけ

そとにでかけて、おいしいものたべて、なにかつくろう

額束をつくろう ~木材調達編~ 6日目

えー、杉の木で彫刻をすることが非常に困難を極めており、

 

かつ、ゴールデンウィークだったので、

 

木材調達と現実逃避を兼ねて、

 

おばあちゃん家にいってきました。

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THE 田舎

 

鍵をかけるという概念が無い。

 

せっかくなので、放置気味だった丸太も持っていって切ってきました。

 

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人生初チェーンソー、めっちゃ怖い、あとすごく疲れる。

 

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切れました。非常に重い。これは彫刻以外に使おう。

 

「おばあちゃんの山ならどの木を持っていってもいいよ」

 

とのことだったので、

 

行ってきました。

 

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いい景色だ。

 

360°人工建造物が無い。

 

倒木の中から、一人で運べそうな木を選び、

 

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持ち運べるくらいに切りました。

 

左2つが赤松(たぶん)、右2つが栗。

 

現在、この2種類の木を板にしています。

 

私がおばあちゃん家に居る時、

 

ちょうど叔父も来ていました。

 

「木がほしいならあげるよ」と。

 

ものすごく軽い感じで言ってくれたので、

 

二つ返事で、

 

「いただきます!」

 

叔父の家に行き、

 

いただいてきた木がこちら。

 

 

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でかい。とにかくでかい。

 

槐(えんじゅ)っていう木らしいです。

 

切ってしまうのがもったいない。

 

とりあえず置いておこうね。

 

 

 

 

 

額束をつくろう ~彫刻編~ 5日目

こんばんは。

 

平成ももう終わりですね。

 

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

さて、いよいよ彫刻編に突入しました。

 

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すでに彫り後がついています(写真取り忘れた)

 

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今回は、この彫刻刀を使用して彫りすすめていきます。

 

丸のみ・・・9mm、7.5mm

 

引刀・・・12mm

 

のみ・・・大

 

引刀を使って、線に沿って切り込みを入れて行きます

 

その後、のみを使いわけつつ彫っていきます。

 

やり始めると際限なくやる癖があるので、

 

今回は、お香が消えるまでと時間を区ぎってやります。

 

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大体30分くらいかな。

 

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木が柔らかく、彫りすぎないよう注意しつつ進めました。

 

 

この線、実は計算して引いてあるんですよ。

 

 

白銀比

 

 

黄金比は聞いたことのある方も多い方かと思います、

 

 

この白銀比、日本の伝統建築において重要な比率となっております。

 

 

黄金比

 

1:1.618なのに対して、

 

白銀比

 

1:√2

 

となっております。

 

√2、数字に直すと1.41421356

 

太古の昔から日本建築に使われています。

 

身近なものでいくと

 

「名刺」が白銀比で作られています。

 

 

彫り進めていくには時間がかかりますが、

焦らずじっくりとやっていきたいと思います。

 

 

額束をつくろう ~刃物研ぎ編~ 4日目

こんばんわ。

 

切った木材を乾燥させている間、

 

かんなの刃を研いでおきます。

 

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台の方をかなづちで叩いて、刃を外します。

 

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外れました。

 

外した刃を砥石で研いでいきます。

 

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今回使用するのは、3種類。

 

♯400   荒砥石

 

♯1000 中仕上げ砥石

 

♯4000 仕上げ砥石

 

さっそく研いでいきます。

 

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刃も欠けて、錆ています。

 

管理責任者(父)に文句を言っておかねば。

 

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錆はほとんど取れましたが、刃先が欠けていますね。

 

砥石にあてる角度に注意しつつ作業を進めます。

 

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かなり綺麗になってきました。

 

最後に仕上げ砥石を使って研いでいきます。

 

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切れ味が購入当時くらいにまで戻りました。

 

と、ここで大問題発生、

 

というか発覚。

 

木の事をあれこれ調べているうちに、

 

こんな一文が目にとまりました。

 

 

 

 

「杉の木は彫刻には不向きです。」

 

んっ?

 

「杉の木は彫刻には不向きです。」

 

うん、間違いねーや。

 

心が折れかけましたが、

 

※芯の詰まった杉であれば彫刻は可能です。

 

との注釈を見つけ、なんとか持ち直しました。

 

 

やれるとこまでなんとかやってみようね。

 

 

額束をつくろう ~製材編~ 3日目

前回の続き、ひたすらのこぎりを動かします。

 

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ちょっと日にちを開けたからか、体が軽い軽い。

 

めちゃくちゃ調子がいい!

 

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あっさり切れました。

 

残り2カ所も同じ要領で切っていきます。

 

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それっぽくなってきました。

 

最後。

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途中、休憩を挟みつつ1時間半くらい。

 

やればできるじゃないの、自分。

 

これで終わりじゃありません。

 

四角に切った木に、線を引いていきます。

 

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この線に沿って切っていきます。

(この時、本人はこの後地獄をみることに気づいていません)

 

 

 

4時間後。

 

 

 

 

 

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日が暮れる前に切ることができました。

 

疲れ度  →  ★★★★☆

 

満足度  →  ★★★★★

 

腕がぷるぷるして、おじいちゃんみたいだ。

 

切った木を乾かして、

 

次回はかんながけをしたいと思います。

 

 

額束をつくろう ~製材編~ 2日目

えー、2日目。

 

昨日、半分に切った丸太に線を引いたところまででした。

 

今日はその続き。

 

線に沿ってのこぎりを入れていきます。

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真っ直ぐに木を切るのって、想像以上に難しい。

 

筋肉痛と闘いながら、30分。

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とりあえず1カ所切れました。

 

あと3カ所。

 

今日はもう無理。疲れちゃった。

 

明日時間があったらまた続きやろうかな。

額束をつくろう ~製材編~ 1日目

ご無沙汰しております。

 

ブログ、ほったらかしでした。

 

えーと、

 

「額束」

 

この言葉、初めて目にする方もいるかと思います。

 

名前を知らないだけであって、実物はほとんどの方が見たことあると思います。

 

鳥居の

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↑これのことです。

 

自分も最近まで名前を知りませんでした。

 

 

杉の丸太を頂いたことがきっかけで、この度つくらせて頂くことになりました。

 

初めてのことなのでわからないことだらけ。

 

わくわくするねぇ。

 

とりあえずやってみようということで。

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並べてみました。(1番左が缶コーヒー)

 

今回は左の丸太を製材していきます。

 

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皮を剥がしました。

 

切られてからしばらく経っていますが、しっとりしています。

 

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だいたい真ん中くらいのところに、ぐるっと1周切り込みを入れました。

 

のこぎりを動かし続けること2時間。

 

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全然切れない。

 

泣きそう。

 

更に4時間経過。

 

全然切れない。

 

というかのこぎりが挟まって動かない。

 

なんやかんやあって。

 

 

 

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切れました。

 

尋常じゃないくらい疲れた。

 

 

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四角になるように線を引いて、

 

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切れ目を入れたところで今日は体力の限界千代の富士状態。

 

次回は四角に切って、

 

板にするところまでやりたいと思います。

 

太陽

ここ数日隠れていた太陽が

 

ほんの一瞬だけ顔を見せてくれました。

 

信じられないくらい綺麗だったので、

 

思わず写真を撮りました。

 

私の頭の中には、鮮明に

 

焼き付いていますが、

 

「あなたに見せたい」と思って。

 

なんか右向いてる龍みたいに見えます。

 

あなたの目にはどんな風に見えていますか?

 

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